PALPITATION
動悸・息切れ
動悸は、心臓の拍動を強く・速く・乱れて感じる状態です。不整脈のほか、甲状腺・貧血・自律神経・不安など、原因はさまざまです。
放置してよいものと、心臓の病気が隠れているものを見極めることが大切です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 感じ方 | ドキドキ・脈が飛ぶ・速い・乱れる |
| 主な原因 | 不整脈・甲状腺・貧血・自律神経・カフェイン・不安など |
| 随伴症状 | 息切れ・胸の違和感・めまいなど |
| 検査 | 問診・心電図・血液検査など |
| 治療 | 原因に応じた治療 |
動悸を感じたときに脈がどうなっているかは、原因を考えるうえで有力な情報になります。速いのか遅いのか、規則的か不規則か——手首で脈を確認したり、家庭用の血圧計で脈拍を記録しておいたりすると、診断の助けになります。
安静時に突然ドキドキする、脈が飛ぶ感じ、脈が速い・乱れるなど、感じ方は人によって異なります。息切れやめまいを伴うこともあります。
「突然始まって突然止まる」のか「だんだん速くなる」のか、続く時間が数秒なのか数十分なのかによって、考えられる原因が変わります。運動中や運動直後に起こるもの、横になったときに起こるものなど、起きた状況もあわせてお伝えください。
不整脈のほか、甲状腺機能の亢進、貧血、自律神経の乱れ、カフェイン・睡眠不足・ストレスなどが関わります。
更年期や妊娠に伴うホルモンの変化、発熱や脱水、かぜ薬に含まれる成分などが引き金になることもあります。エナジードリンクやサプリメントの成分が影響している場合もあるため、日常的にとっているものについてもお聞きします。
問診と心電図で心臓の状態を確認し、血液検査で甲状腺や貧血の有無も調べます。必要に応じて精密検査をご紹介します。
受診時に症状が治まっていると、その場の心電図では異常が見つからないことがあります。その場合は、長時間記録する検査をご提案します。あわせて血液検査で、甲状腺機能や貧血、電解質の状態も確認します。
原因に応じて治療します。不整脈の種類によっては専門的な治療が必要なため、適切な医療機関へおつなぎします。
明らかな病気が見つからない場合は、カフェインや睡眠、ストレスといった誘因を整理するだけで軽くなることもあります。一方、治療が必要な不整脈と判断した場合には、カテーテル治療などを行う専門の医療機関へ速やかにおつなぎします。
私はこれまで救急・集中治療を専門としてきました。次は心臓の緊急事態の可能性があり、ためらわず救急要請を。
- 動悸とともに失神した・意識が遠のく
- 強い胸の痛み・冷や汗・息苦しさ
- 動悸が長く止まらず、どんどん具合が悪くなる
失神や意識が遠のく、強い胸の痛み、動悸が長く続いて治まらない場合は、迷わず救急車を要請してください。
症状が出ているときに、手首で脈を15秒間数え、速さと規則性を記録しておくと診断の助けになります。ただし、胸の痛みや失神を伴う場合は、記録より救急要請を優先してください。カフェインや市販薬をとった状況もお伝えください。
動悸は、放置すると生活に影響したり、別の病気が隠れていることもあります。八王子市では特定健康診査や各種検診による早期発見と、かかりつけ医での継続的な管理が推進されており、気になる症状は早めのご相談が大切です。
当院はめじろ台駅から徒歩圏(八王子市椚田町)に2026年10月1日開院予定の総合内科で、動悸のような日常の不調を土日祝・夜9時まで幅広く診療する予定です。平日の日中に通院しにくい方や、高尾・西八王子・北野など市内各エリアの方にもご利用いただけます。
健診で指摘された方、これまで受診をためらっていた方も、まずはお気軽にご相談ください。アクセスや診療時間は「診療時間・アクセス」をご覧ください。
出典・参考:八王子市「健診・検診」
一瞬の動悸でも受診すべきですか?
繰り返す・失神や胸痛を伴う場合は受診を。記録(いつ・どんな時)が役立ちます。
心電図は毎回正常です
症状が出ている時の記録が重要です。長時間記録の検査をご紹介することもあります。
この記事の監修者
八王子総合クリニック院長
石川 浩平(いしかわ こうへい)
医学博士/日本救急医学会 指導医・専門医/日本集中治療医学会 専門医/日本航空医療学会 認定指導者
お子さまからご高齢の方まで、地域のかかりつけ医として一人ひとりに真摯に向き合う診療を心がけています。
本ページの内容は院長 石川 浩平が監修しています。
最終更新日:2026年6月



